第10回日本骨免疫学会 会長
北里大学医学部 リウマチ・膠原病内科学 山岡 邦宏
謹啓
盛夏の候、皆さまにおかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび、第10回日本骨免疫学会を、2025年6月29日から7月1日までの3日間、沖縄県名護市の万国津梁館にて開催いたしました。節目となる第10回大会を、豊かな自然に囲まれた開放的で格式ある会場で開催できましたことを、大変光栄に存じます。
今回の大会では「昨日の成果を明日の医療へ:To the next decade」をテーマに掲げ、これまでの10年にわたる骨免疫学の歩みを振り返りつつ、今後の10年に向けた展望を共有・議論する場といたしました。会期中は臨床と基礎が融合する本領域ならではの医療の未来を見据えた、多様な分野の研究者・臨床家が集い、熱のこもった発表と活発な意見交換が行われました。
特別講演では、トランスレーショナル免疫学の分野における最も影響力のある研究者である、ドイツ・エアランゲン=ニュルンベルク大学のProf. Georg Schettをお招きし、最新の研究成果をご講演いただきました。免疫疾患の治癒が近い将来に迫っていること示唆し、期待に胸膨らむ内容でした。日本国内からも著名な先生方にご登壇いただき、最新の知見に基づく講演が行われました。さらに、一般演題、シンポジウム、共催セミナーのいずれも充実した内容となり、著名な先生方をはじめ、学生、若手研究者、ベテランの先生方まで、多様な立場の参加者による発表が、学会全体に大きな活気をもたらしました。
今回、これまでで最も多い196名の方々にご参加いただき、非常に活気あふれる学会となりました。次世代の研究者育成と支援を目的とした「第10回日本骨免疫学会トラベルグラント」は12名に授与し、また一般演題の中からは最優秀賞6名、優秀賞4名の受賞者を選出・表彰いたしました。若手トラベルグラントを設定して若手参加者が増えたことは、学会の将来のためにも重要な取り組みでありました。これらの成果は、ご発表いただいた皆さま、ご参加いただいた皆さま、そしてご協賛・ご支援くださった企業・関係者の皆さまのお力添えによるものと、心より感謝申し上げます。
骨免疫学および免疫関連疾患の研究は今なお日進月歩であり、本学会が果たすべき役割の重要性は今後さらに増してゆくものと、今大会を通じてさらに確信いたしました。
なお、来年度の第11回日本骨免疫学会は、慶應義塾大学 教授 金子祐子先生を会長にお迎えし、ANAインターコンチネンタル石垣にて開催予定です。次なる一歩を皆さまと共に踏み出せることを心より楽しみにしております。
末筆ながら、皆さまのますますのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。
謹白